比良探検隊

大津ワンゲル道・釈迦岳から武奈ヶ岳へ

比良山系 大津ワンゲル道・釈迦岳から武奈ヶ岳へ

2004年3月27日(土) 
積雪北側斜面一部あり 春山である
風なく晴天。 大阪では桜が咲き始める。

池田駅6:21→梅田6:41・・・大阪6:56→京都6:30 6:37→比良8:16 比良駅より江若バスでイン谷口下車 イン谷口8:35→釈迦岳登山口8:53→釈迦岳10:57→比良ロッジ11:57→スキー場(昼食:チャルメラ)12:35 13:00→ 武奈ヶ岳13:40→ロープウェイ山上駅15:05 15:15→江若バス16:00→比良とぴあ16:10→比良駅おでん屋一休17:20→ 比良駅湖西線京都行き17:57発 



・ 3/31をもって比良索道鰍ヘ比良スキー場・ロープウエイ・リフトの営業終了する。そこで、最後のあの長〜いリフトに乗るべく比良へ向かう。いつもの時間で。 比良駅より江若バスに乗ると、一人のおばさんがこのバスの存続を運転手に聞いている。何!そこまで気が回らなかった。よく考えると、スキー場が閉鎖されたわけだから、バス路線の廃止もあり得ることだ。でも、俺らバスでイン谷まで行くものはどうなるの? 運転手はまだ、わからないとのこと。廃止か? 今日はロープウエイとリフトにさよならを言いに来たのに、これじゃ、武奈ヶ岳にさよならになってしまう。そりゃ ないぜ! 家に帰りインターネットで調べるとやはり、この路線は廃止されるのだ・・・



・ イン谷へ着くと310円を払いいつもの場所で、アタックの準備。今日は始めてのルート・大津ワンゲル道で釈迦岳を経由して、最後の記念にロープウェイ・リフトで下山予定。昨年11/30にであったおばさんから楽しいよと教えられたルートだ。取り付き口が車の陰で見つからず、リフト駅まで行ってしまったが、戻ってくるとすぐに見つかった。ネットではここを見落とさなければ迷うところはないと書いてあった。だが、迷ってしまったのだ。ダメダコリャ! ドリフターズの長さんも先日、死んだっけな。



・ このルートは最後に5mの鎖場があると聞いていたが、それを待ち遠しく思いながらV字の雨が降ると川になってしまう登山道を登る。山頂にはまだ雪が残っているだろうが、もはやこのルートは春。風も暖かい。長袖Tシャツで十分。東側にあるせいか風は暑いくらいだ。



・ 5mの急登はゲゲッ、ここ登るの? と思うほど俺にとっては始めての試み。ほとんど90度。だが、いざ登ってみると、杉の根が見事に張り出し、そこを掴むとすいすい登れてしまう。危険はほとんど感じない。楽勝! 2/28の伊吹山を思い出す。


-------------------------------------------------------------------------- 初めて登った伊吹山。最初は頂上までは無理はと思ったが、何てことはなかった。遠くから見るととても出来そうでもないことも、近くまで行き、やり始めると、思ったほどでもなく、結構できる。 山登りだけでなく、ほかのことにも言えることでは・・・まずはやってみよう。チャレンジ!
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・ しばらく進むと、釈迦岳に着いた。何てことはない頂上。しばし休憩。ロープウェイ山上駅方面の標識はない。地図 を広げ、方角を確認。当たり前だけど、やはりどんなときでも地図がないとね! 



・ ロープウェイ駅方面に向かうと、閉鎖された「比良ロッジ」に積まれた布団が悲しい。



・ まだ時間は正午。このまま帰るのでは早すぎる。となると・・・登るか、武奈ヶ岳へ。

・ 急遽予定変更。閉鎖された雪のないスキー場を通り、ゲレンデから直登。二番目に高い位置にあるスキーリフト脇の平坦部で昼食。プリムスP-153でチャルメラを食す。風もまったくなく、景色抜群。しかも暖かい。春の陽気のせいか、リフトの廃止のせいか、周りは明らかにハイキング客。しかも子供ずれ多し。靴はスニーカー。子供も 中まで沁みちゃったって言ってるぞ! まだ、雪の残る比良。スニーカーじゃ無謀だぜ、しかし、俺の靴もゴア張りだが、沁みてきた。まずい、これじゃ真冬なら凍傷になる。クリームに防水スプレーも利かず。やはり、来期の冬山には完全防備の12本アイゼンOKの靴を買うしかないな。



・ スキーリフト最高部から武奈ヶ岳山頂を目指す。ここからは2/14 坊村から武奈ヶ岳への帰りに迷った経験が生かされなんなく頂上へ。結構な賑わい。やはり、武奈は人気があるな。でも、これからはバス路線が廃止されると簡単には来れなくなる。折角ホームグランドができたのに。残念。でもそれでも来てやるぜ!

・ 帰路はイブルキのコバ経由で山上駅へ。そこでは知らないグループがコンサートをしていた。最後の記念イベントか? 俺はそうそうに退散。だって、「比良とぴあ」に入り、「一休」で一杯という、お楽しみコースが待っているのだ!



・ リフト前4時発の江若バスに乗る。この路線のバスはこれで最後か? 最後はいつでも淋しい。この賑やかさが閑散へ変わる時が来るのだ。



・ 比良とぴあは思ったより小さかったがきれいで露天風呂もあり、よいところだった。500円と安いし。しかし、ビールを売っていないのが残念。いいよ、「一休」で飲むから。



・ 一休は閑散としていた。バス路線廃止によりここも営業停止になるか? 老夫婦が農作業の傍ら、やっている感じ。   おでん、ビール500m、こんぶうどん、熱燗カップ酒で1,630円。結構酔うな。でもこれでいいのだ。   店をでるとき、何度も頭を下げていた。じいさんの「お気をつけて」の一言が心に残る。   俺が出るとすぐさま営業中の看板を片付けていた。店じまいか。少し長いし過ぎたかな? でも、飲みたかったんだよ。

・ ほろ酔い気分で池田に帰る。8:00ころになったか、いいのだ、計画どおりだ。  今度、比良へ行くのはいつになるのか? 路線バス廃止はショックだった。だが、俺は負けないぜ!  でも、人気のない比良は怖いな。これからの季節、熊や猿がでるし・・・冬まで待つか?  さあ、これからの俺の山はどこだ!


ほとんど垂直だが、なんてことはない。
 

つくしんぼ

どうしても、飲みたかった 「一休」
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