EFIシステムパーティション

EFIシステムパーティション(EFI System Partition、ESP)とはデータ記憶装置(HDDやSSDなど)のパーティションの一つで、UEFIに準拠するコンピュータで使われます。電源を入れてコンピュータを起動する時、UEFIファームウェアはESPに保存されているファイルを読み込み、インストールされているOSや様々なユーティリティをブートします。

※注:ESPはUEFIで規定されているFATファイルシステムに基づいた仕様のファイルシステムでフォーマットされている必要があります。

GUIDパーティションテーブル(GPT)形式でフォーマット(初期化)されたディスク(HDDやSSD)にWindows OSまたはMac OSをインストールする時にEFIシステムパーティション(ESP)が自動で作成されます。

※通常、ESPはOSをインストールした後にできる領域で100MB程度と非常に小さいのですが、OSとは完全に独立したパーティションとなっています。また、ドライブ文字がないので、エクスプローラーに表示されません。

例えば、Windows11 OSが入ったSSDを再度クローン作成する場合、SSDに残ったEFIシステムパーティションを削除しても他のパーティションには影響ないので、削除しても大丈夫です。

PCの中に入っているSSDを取り出した後、外付けSSDとして再利用するためにフォーマットが必要でしょう。しかし、EFIシステム領域があれば、SSDを完全にフォーマットできません。こういう時に、SSD上のEFIシステムパーティションが不要になって、それを削除する必要があります。

EFIシステムパーティションを削除するには、Windowsの「diskpartコマンド」または強力な「パーティション管理ソフト」、2つの方法があります。