比良探検隊

コヤマノ岳から武奈ヶ岳へ


イン谷口
ヤマノ岳から武奈ヶ岳へ

2004年3月14日(土) 積雪50cm 晴れ 山頂・峠で風少々あり。
大阪15℃もはや春。

池田駅6:37→梅田7:04・・・大阪7:11→京都→比良8:39 比良駅より江若バスでイン谷口下車 イン谷口9:00→大山口9:25→青ガレ10:00→金糞峠10:30→中峠11:34→コヤマノ岳12:04 →昼飯(ラーメン・チャルメラ)→武奈ヶ岳13:05→ワサビ峠13:55→中峠14:25→金糞峠15:09→大山口16:09→イン谷口16:25 →徒歩で比良駅17:15 17:29新快速姫路行き 


・ リベンジ・コヤマノ岳。2/14日にコースを外れ、行くことの出来なかったコヤマノ岳を経由し武奈ヶ岳へ。

・ 今日もまた、比良・武奈ヶ岳に来てしまった。臨時快速スキーレジャー号に乗るべくいつもより遅い6:37池田駅 より乗車(いつもは6:21)。しかし、大阪駅に着くと臨時列車は来なかった。もう、3月、臨時列車は2月までらしい。新快速も10分遅れており結局、各駅電車で京都まで行く羽目になった。京都からはご存知湖西線で比良駅まで。積雪50cmとのことだが、山には雪はなく、山頂かすかに積もっている程度。アイゼンはいらないかも。先日まで12本アイゼンと冬用登山靴の購入を考えていたことがバカバカしい。比良駅は相かわらず、登山客でいっぱい。同じ列車で来た登山客で江若バス2台が満員である。

・ イン谷口で降りた登山客は乗客の半分ほどか。リフトも今月で廃止。これからはハイキング気分では来れなくなるな。

・ イン谷からは正面谷を経て、金糞峠・中峠へ。青ガレにも雪はなく、順調に登る。青ガレを過ぎると、麓からは雪が 少ない比良山系も谷筋には残っており、アイゼンを装着していないためよく滑った。金糞峠から中峠までのヨキトウゲ谷は川を挟んでの平坦な道筋。歩くには面白い、滑る雪で清流に落ちそうになる。でも、これはこれで面白い。

・ 中峠は金糞峠同様風が強い。ここからは始めてのコース。コヤマノ岳へ向かう。2/14には武奈ヶ岳方面より向かったがコースをはずし、スキー場に出てしまった。今回はコース外しはあり得ない。コヤマノ岳山頂への登り道。単調であったが、天気がよく、雪と空のコンラストがすばらしい。名は知らぬが、木には芽が育ち春を待っている。雪の季節ももう終わりか・・・淋しい気分。

・ コヤマノ岳はなんということもない山であった。ただ、琵琶湖の景色は美しい。武奈ヶ岳より近いせいか、琵琶湖がより雄大に見える。また、途中の堂満岳もよく見える。

・ コヤマノ岳を下り、武奈ヶ岳へ。しかし、時刻は昼。モンベルで買ったストーブの出番だ。イブルキのコバと武奈ヶ岳への分岐の平坦な場所は登山客の絶好の休憩場所。NTT西日本のシートを敷き、ストーブをセッティング。 プリムスのP-153。新製品だ。小さく折りたためて軽い。しかも、3,600カロリーの高出力。モンベルのチタン製ディッシュセットを取り出し、ミネラルウォーターを注ぎ点火。しかし、火が点かず。前日家でテストしたときは問題なく一発点火したが、どうしたことか。そういえば、モンベルの店員も野外だと点きが悪いからマッチやライターが必要だと言っていたし、雑誌にも自動点火装置は必要ないと書いてあったような・・・ でも、大丈夫。こんなこともあろうかと、会社の昼飯でよく行くお好み焼きや(やきぞば定食を食べる)のマッチをもらておいたもんね。しかも百均で買ったチャック付ビニール袋に入れている。マッチの火を近づけるとボッと着火する。 やっぱ、マッチだね!チャルメラの麺がすっぽり入るクッカー。出来すぎ、ラーメン用に作られたのか。丁度よすぎる。5分程度でラーメン完成。これだ! これがやりたかったのだ! 長年の思いを遂げ武奈ヶ岳へGO!

・ 武奈ヶ岳山頂は思ったほどの風はなく。まずまずの気候。山頂には雪はなく山肌の斜面に一部雪が残っている感じ。 シートを持ち出し斜面を滑っている若者たち。楽しそう。 西南稜もシャーベット状の雪が残っている。

・ 帰りはワサビ峠から、中峠・金糞峠を経てイン谷へ。西南稜の残雪は山頂から見たときよりひどく、茶色と化した水たまりになっているところもある。こんなところで滑ったら大変。注意しながら下山。

・ ワサビ峠は雪の吹き溜まりか。2月に来たときとよりやや雪は少ないものの、他より雪が断然多い。ここから中峠まではタイム的にも楽勝かと思ったが、谷から中峠までの直登は結構きつい。単純な直登は疲れる。このコースはいつも逆に通っており気に入っているところだが、ここはいつもどおり通ったほうがよかったな。よく滑るし

・ 中峠から金糞峠は最初の下りを滑りながらやり過ごすと後はお気に入りの渓流をクロスする楽しいコース。途中、危ない個所もあるが、まずは問題なし。金糞峠までで登りの個所は峠の手前のだけ。このコースはいいや。

・ 金糞峠からは何回か通っている下り。ここは落石があり危険。途中、落石は確かにあるなと思わせるところがいくつもある。そのうえ、靴が雪用でないためよく滑る。何度か転ぶ。尻餅をつく。 もうすぐ、イン谷かと考え事をしていたところ、つまずき転倒。前のめりに転ぶ。おまけに正面谷のゴロゴロ石が膝にあたる。痛っ! 膝に擦り傷、出血。久しぶりだ。膝小僧を擦り剥いた! 何年ぶりか、何十年ぶりか?  登山の怪我はこんなちょっとした油断から起きるのだとつくづく思う。あと、少しで到着、ビールでも飲むかと思った時の勾配のさほどない下り。最後まで気を引き締めなくては! これで骨折でもしたら笑いものだ。 でもこの程度ですんだのも、日頃丁寧に使っているコロンビアのパンツのお陰だ。ありがとうよ。パンツも擦り剥けてしまった。でも膝部分は二十重ねになっているから大丈夫なのだ!

・ イン谷に到着。いつもより遅い時間(4:25)そういえば、中峠からは誰一人会っていない。この時間このコースを通るものはいないのか? バス停には他の人はいない。俺一人。おかしいぞ。行きの人たちはどこへ行った? 荷物を整理し、バスの時刻表を見ていた。そのとき、4〜5人の登山客がリフト駅方面から降りてくる。俺を追い過ごして歩いていく。そうか歩いて比良駅まで行くのか?少し迷ったがいつ来るバスを待つより俺も歩こう。 しばらくするとバスが来る。しまった、待てばよかったか。まあ、いい時間はある。足は痛いが・・・ 「比良トピア」を過ぎる。少しだけ行こうかと迷う。 比良トピアでゆっくりしてきた登山客たちを見たからだ。だが、よい、着替えもないし、駅まで行こう。途中、田んぼのわき道にはつくしが芽を出していた。もう、春だなと思いつつ歩く。駅に着く前に2台目のバスに抜かれる。まあ、いい時間はある。土曜だしね! 駅前の「一休」というおでん屋が目に入る。おでんで一杯飲むか? いや、帰ろう無駄な出費は禁物。タダでさえ使いすぎだし、そうだ、次回は給料後、「比良トピア」と「一休」にいこう!楽しみがまた、増えた。 帰りは、5:29臨時の新快速・姫路行に乗る。よし、また来るぞ! 今度は風呂に酒だ! 

正面谷 青ガレ

中峠

武奈ヶ岳から蓬莱山を見る

武奈ヶ岳 山頂

武奈ヶ岳 山頂より

残雪で雪すべり
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